聖書の各家庭の四位基台図を自分の人生の四位基台にあてはめて見ましょう。まず人生を3つに区分します。0歳~20歳までを第一人生期、20歳~40歳までを第二人生期、40歳~60歳までを第三人生期と表します。60歳以降はこの繰り返しです。

第一人生期で見てみると、「私」が子供の立場で父親との関係が上手くいっていなかった場合、サタンの侵入経路のパターンから考えるとこの父母の夫婦関係がどうか、また母親と舅姑の関係、母親と実の親との関係がどうだったかを確認していきます。そこに根本的原因があるはずだということですね。この「私」が結婚して第二人生期になるわけですが、女性の場合だと私と親の関係が「✖」なのでここからサタンの侵入を許し、夫婦の関係に亀裂が入ってしまうということが予想されるわけです。第三人生期もそのように見てみると見えてくるものがあります。これは子女の愛、兄弟姉妹の愛、夫婦の愛、父母の愛と四大心情圏の観点からも理解できる内容です。子女の愛が育まれて初めて、兄弟姉妹の愛、夫婦の愛へと広がり深まっていきますので、親子関係がうまくいかないと人生のすべてに何らかの影響が起こります。ただ、実の親でなくともそれに代わる方がおられれば、例えば祖父母から愛されたなどの体験があればかなり補われていくと思います。あと一見仲がいいような関係でもよくよく見てみると「親子の依存関係」だったりもしますので、安易に結論づけることも気を付けないといけないと思います。