人間の基本的構造とこころの定義

人間を簡単に図式化すると下記の様になります。(図1)一般的に魂と言われる部分を「霊人体」と表現します。そして肉身。

霊人体の中に更に「生心」というものがあります。これは霊人体のこころのような部分で「神様が臨在」されるところです。

肉身にもこころのような部分がありこれを「肉心」(にくしん)と表現します。(訓読みでは肉身と肉心は同じ読み方になります)

肉身には意識しないでも様々な機能が半自動的に働いています。たとえば心臓は意識しなくともペースメーカ細胞によって動いています。ではペースメーカー細胞のそのシステムはどこが命令しているのか?肉身の中にその主体的なすなわち肉心というものがあって命令をしていることが理解できます。

また生心は真美善と愛、知情意の中心的内容、価値を追及するところであり、肉心は生存・繁殖・保護などを司るところです。(図2)

人間のこころはこの生心と肉心の授受作用から生まれてくるものなのです。(図3)

図1

図2

図3



本心&良心&邪心とは

生心と肉心との関係で見た時に、生心を主体におき肉心を対象に置いた時のこころの状態を「本心」「良心」と言います。(図4)この時「本心」は神様、神霊を中心とした状態、「良心」は真理、自分が善と思うものを中心とした状態のことです。

「邪心」は上記と逆の状態すなわち肉心を主体におき生心を対象においた時のこころの状態を「邪心」と言います。(図5)

良心基準で生活しようと思えば、いかに生心を主体におくことができるかということになります。その為には生心を成長させないといけないわけです。プラスの栄養素である生素を吸収し、み言を訓読し実践することが大切になってくるわけです。生素は簡単に言えば神様の愛ですが、神様の愛はどこにでも存在しています、特に家庭の中に神様の愛がありますが、その神様の愛を感じる感性はみ言の訓読と実践によって培われます。実践を通して生力要素も霊人体に与えられます。(図6)

図4

図5

図6