良心を感じとる

生心を主体、肉心を対象にした生活とはどのような生活でしょうか。下記のみ言を読んでみましょう。

まとめるとこのようになります。

第1に感謝する生活をしなければなりません

第2に許す生活をしなければなりません

第3に愛する人生を生きなければなりません

第4に一つになる生活をしなければなりません

最終的に私たちは実生活の中でこのように生きることが願われています。

 

ではそのような生活をするための手順を考えてみましょう。

TMのみ言は感謝するということが一番に語られていますが自分の心の状態をチェックするために、「許す」というポイントから考えてみたいと思います。

嫌な相手や環境が起こった時に下記の内容を肉心に問いかけてみましょう。

「あの人(環境)を許していますか?」

肉心からの反応を聴いてみてください。肉心の思いが強く出ると私の心の状態がその人(環境)に対して肉心を主体に観ているという事です。(こころが邪心の状態になっている)しっかりと肉心の声を聴いてあげた土台で、生心から肉心に問うてみましょう。

生心が主体になれば肉心はそれに従ってきます。その結果、本当の見つめ方ができるようになります。これが良心からの答えです。

・本当の私はその人(状況)に対してどう思っているのだろう?

・嫌い、憎んでいるのだろうか?

・それとも既に許し、本当は愛しているのだろうか?と生心と肉心で授受作用してみて下さい。

・どんな思いが出てきますか?感じ取って下さい。

 

許せるとなったら今度は

「あの人(環境)を愛していますか?」

肉心からの反応を聴いてみてください。肉心の思いが強く出ると私の心の状態が「愛」という観点に置いては、その人(環境)に対して肉心を主体に観ているという事です。

しっかりと肉心の声を聴いてあげた土台で

・私とその人は神の子ですか?

・神はその人を愛していますか?

・その人と私は兄弟姉妹なのですか?

・心で既に感じている想いは何ですか?

・本当はその人を愛したいのですか?

・心の声は?心で既に感じている想いは何ですか?

・その人を愛するために、喜ばせるために、少しの勇気と決意を持ってできる本当の小さなことはなんですか?

・心で既に感じている想いは何ですか?

 

許し、愛しているイメージができたら今度は一つになっていることを意識しましょう

「その人(環境)と一つになる為にはどうしたらいい?」

・少しの勇気と決意でその人とささいなことで共に笑える、喜べることにはどんなことがありますか?

・心に浮かんでいることは何ですか?

 

上記内容を通して

「その人(環境)に感謝しましょう」「その人(環境)を与えて下さった神様に感謝しましょう」

・その人に以前助けられたこと、お世話になったこと、守られたこと、感謝できること等を思い出せますか?

良心を感じる為には生心を主体に肉心を対象に授受作用する中に、良心としての声が聴こえるはずです。心の状態を良心基準に保つと「感謝する生活」「許す生活」「愛する人生」「一つになる生活」が出来る様になります。(図50)

この時に

本当の私はその人(状況)に対してどう思っているのだろうか?と尋ねてその答えを感じとりましょう。自分の良心に気づくポイントワードが「感謝する」「許す」「愛する」「一つになる」ということです。また常にこのことを心がけて自分に問いただしてみる中で「良心」が発動する。すなわち生心を主体とし肉心を対象とした心の状態に導かれます。

 

神様が私の本心、良心を通じて答えを教えて下さいます。

メッセージに対して客観的に確認してみましょう。ここが大切です。「自分が正しい」と言って人を批判していないか確認しましょう。

人を批判しているとしたら、それは良心ではなく、肉心が主体となって対話したということです。そして、真の愛を中心として自分の心が平安になり、自己牧会されているかどうかを確認しましょう。憎しみがますます増大してきたなんてことになればこれは良心の声ではありませんね。良心の声と対話したら(良心を通じた神様との対話)、心が平安に導かれ、整理され、牧会されるという間違いのない感覚があります。また、良心の声は未知のこと、将来のことを決定づけるような答えはあまり出しません。占いとは違うので未来のことを言うとか、そんなことではありません。今、私が愛をもってどのように見えるのか、何ができるのか、そういう観点で自己牧会して教えてくれるのが良心の声です。ですから、「私は神の声を聴いた!だから私に従いなさい!」とか、そんなことではありません。自分の恩恵として気づきが与えられます。自分の良心を通じて神様が教えて下さいます。自分の事について教えて下さいます。

生心が主体となり肉心が対象となって出てくる良心は

<原則>

•良心は 絶対人を否定しない

•良心は 絶対自分が正しいと主張しない

•良心は 嫌いな人も自分も皆が幸せになる道を教えてくれる

•良心は 真の愛に基づいて人や環境を変えずに自分が喜んで何ができるかを教えてくれる

 

み言

図50